出身研究室のアンテナにこの日記が載ったみたいで嬉しい.もう日本では4月.同期のみんな入社式やねんなと1人こそこそと思ってる.まぁ俺が励ますのもおかしいし,俺に励まされても変なもんやから何も言わんけど,結構気にしてる.
そんなことを思いつつもとりあえず海に行き,帰り道で身の回りのものを購入して,家に帰る.家に帰ると弟が待ってたようで一緒にRacket Ballをしにいく.何やねんそれと思って行ってみると日本でいうスカッシュ.実は俺は中学軟式テニス出身.まぁ昔とったきねづかみたいなもので楽勝と思いきや,お約束のように負ける.そして,帰りの車に向かうと窓の溝に白い封筒が.封筒にはPARKING VIOLATIONの文字.結局,駐車時間の延長による罰金$39が俺についてきた.
夕食後,Host Motherと娘さんがアメリカのイラク戦争に関して日本人はどう思ってるか?と聞いてきた.彼女たちはもちろんアメリカ支持.で,俺は反対.理由はイラクが悪いという情報はアメリカからしか目にしないし,国連での合意なしの行動はどうもひとりよがりに見えるから.
日本全体の意見はわからないので,俺の思っていることを彼女たちに伝えると,血相を変えてテロリストをサポートするフセインは悪い奴で,その情報はテレビに流れてる,と反論してきた.こっちは少しおもろなってきたと思っているが,彼女たちは真剣そのもの.会話自体は「だから,そのメディアが俺は信じれる根拠がない」と俺が言って「イラクから逃げた奴隷がテレビで証言してるだろ』と彼女たちが主張することの繰返.英語が上手くしゃべれない自分が悔しい時間やった.
それにしても日本全体の意見ってどうなんやろう?ということで少し調べてみた.朝日新聞,MSNなど.たいていは戦争に否定的な様子.理由は俺と同じような事や,戦争によって住民が被害をうけるなど.いろいろ読んでみると,フセイン大統領が独裁者なのはわかったけど,それとテロが結びついてると主張するアメリカは強引やなぁと思う.
それにしても意外とアンケートの結果なんかがWEBに存在しない.それぐらい関心が低いことなんやろうか?なんとなく反対で,戦争よりも自分達の経済が気になって,真正面から意見をいう立場にいないと引きこもってるんかな...
新しい同居者が来た地元のアメリカ人で,消防士見習いの24歳.今日は彼とその彼女,それと近くに住むホームステイ先の娘さん,そしていつもいない兄貴を加えた8人で夕食.新しい同居者は地元の人で,兄貴,娘さんたちと「誰々知ってるか?」みたいな昔話で夕食がかなり盛り上がる.どうやらHost Parentsはこの賑やかな食卓がいたくご満悦で上機嫌.どこの国も同じだなーと思いつつ,この会話にも突っ込んでいく勇とボケのセンスがない自分が嫌になる.ただ,どうやらこの家での俺のポジションが何となくできてきた.どうやら「アメリカ食とが好きな黒い日本人」と珍しがられている.関西弁で「俺はベタな奴だ」と突っ込みたい.
日曜日ということでおじさん,おばさんと近くの教会に礼拝に行く.キリスト教の高校,大学を出た身だが,テストの点数をとるための信仰だったと改めて思う.アメリカ人は教会を中心に,地域の振興を深めているみたいだ.宗教ではないものの,日本の子供会とにたりよったりと思う.
礼拝では賛美歌,聖書の朗読,司祭のお話,賛美歌と続き,その後は庭でコーヒーとドーナツで立ち話をする.ホストファミリー以外に当然話す相手はいないので,ガキと一緒にドーナツを食べながら日本語を教える.あかん,浮いてると思っていたら,うしろからSegwayに乗ったおじさんが現れた.さすがアメリカ,流行が早い.ホストマザーいわく,そのおじさんは腰が悪いらしく歩くのが困難らしかった.みんながSegwayに乗る日はこないと思うけど,ニーズは確実だと実感した.
来週水曜日から学校やというのに,いっこうに旅行気分が抜けない.もう少し生活感が欲しいと思いホストファミリーの生活ぶりを観察する.親父さんは家の手伝い,奥さんは友達とショッピング,兄貴は連れと飲み,弟は家でゴロゴロ.当たり前やけど,日本とおんなじ.
弟はいわゆるフリータ.家にいる時間が長いから,すっかりヤニ友達になってきた.口元に手を持ってくる合図で,外に出て喫煙.少しづつをつかめてきた感じがする.ヤニから始まるのも日本とおんなじ.
今日も懲りずに波乗りに向かう.昨日はアーバインから北に向かったので今日は南.カリフォルニアで波乗りするには,まずはPacific Coast Hwに乗る.この道路に行けばサーフボード担いだ車がわんさか.アーバインの南の海沿いはリゾート地になっていて,トランクスとビキニ白人だらけ.道沿いにはこじゃれたバーやショップが立ち並び,俺にはお腹いっぱい.加えて土曜日ということもあって,かなり混雑して,かなりのイライラ.
昨日買ったポイントマップをたよりにぶらぶら探すが,サーフポイントらしき場所はいっこうに見つからない.結局近くのサーフショップのにいちゃんに聞いて,ポイントを発見.ポイントの名はHarbor beach.リゾート施設に隣接したポイントで,浜辺も海も混雑.波は胸程度のダンパー.なかなか気持ちいいサーフィンとはいかないもんだ.
それにしても昨日購入したポイントマップにはまいる.普通の地図と道がだいぶ一致しない.今日入ったHarbor beachなんて,名前さえ出てこない.今後のことを考えて,これからいくポイントをまとめていこうと思う.
とりあえずアメリカでの初入水.ポイントの情報もあまりないので,とりあえず映画や大会で有名なハンティントンビーチに向かう.アーバインからハンティントンまで約1時間,ほとんどがPacific Coast Hwと呼ぶ海沿いの道をだだっ走る.途中ちらほらサーファーが見え,ところどころ止まってポイントチェック.どこでも頭サイズの波が打ち寄せ,かなりにやけてしまう.
ハンティントンに到着すると,そこはホテルが立ち並ぶリゾート地.四国や日本海のテンションが好きな俺としてはイマイチ.サイズは頭前後.人は少なめだがオフショアきつくだいぶダンパー.切れた波を選んでも,だいぶ崩れるのが早く,途中でもまれて長いパドル地獄にはまる.2時間で腕がパンパンになり,今日は撤収.帰りにカリフォルニアのサーフポイントマップを購入し,これからに備える.
俺のホームステイ先の親父さんは某コンピュータ企業に勤めていることがわかった.昨日も日本のガス会社の方と会議だったらしい.そんなわけで,家ではケーブルテレビを使ったLANが引かれてて,俺も自由にネットができる環境にいる.かなり感謝.
多分,親父さんと一番話をしてる.アメリカのIT事情とか,Microsoftがどうかとか,って言っても俺は半分ほどしか理解できてない.でも共通のネタが有るのはかなりうれいし,大きい.
兄貴の友人をこの2日間で,4人紹介された.そろいもそろってI'm a crazyと話しかけてくるハイテンションな集団.ところがよく話してみると,みんなIT絡みの勉強,もしくは仕事をしていた過去がある.そして俺の専攻がComputer Scienceと伝えると,決まってプログラミング言語は何を使えると聞いてくる.「Computer Scienceの何をしてた?」という質問ならわかるが,いきなりプログラミング言語を聞くとは...これが一般的なのか,それとも変なのか,俺にはわからない.
留学関係の情報を調べると,ホームステイ先に当たり外れが大きいとよく目にする.俺のホームステイ先は当たりなんやろうか?
夫妻に息子二人,加えて,いぬ2匹,猫2匹,鳥1匹,馬1頭の大家族.奥さんはかなり人柄良く愛園家.到着してまずは庭の紹介から始まった.入りが面白かったから,まぁ当りやろう.
関空からロサンゼルス空港へ,およそ10時間かけて到着.関空もロサンゼルス空港も警備員がとても多く,戦争中ということをあらためて感じる.サーフボード片手のせいか,日焼けのせいか,何んでかわからんけど,ロスでは2度サーフボードのケースをあけられる.これには本当に参った,せっかくきれいにパッキングしてたのに,開ける度にカバンの中が汚くなっていく.
ロサンゼルスから,ホームステイ先のアーバインまでの約50kmはレンタカーで移動.初右ハンドルと初右側通行を心配してたけど,これが案外スムーズ.それにしてもアメリカのFreeWayはほんとに凄さを感じる.5車線の道路に大量の車,120kmぐらいで走っていると遅さが目立って結構邪魔.天気気持ちいいし,調子のってドライブしたいところやったのに,結構バトリながらの運転やった.さながら深夜の大阪中央環状みたいなテンション.
そんなこんなで約1時間かけてホームステイ先に到着.
先輩の助けを借りて,日記をつけはじめる.新しくblogを始めるにあたり,movable typeを導入.日記のタイトルは「波乗り日記」.単純でわかりやすいネーミング.movable typeと格闘中につき,いろいろと変わっていくかもしれんが,気にしないで下さい.