日本で最も無名な国立大学である総合研究大学院大学ですが、意外にすごかったりします。私が勝手に選ぶ意外にすごいぞリストはこれ。
    • 実は1000人以上も教員がいる国立大学では有数の規模の大学である。
      ほとんど兼任教員ですけどね。ただし兼任教員といっても、大学院教員としてはこれは本務で学生指導をするので、他の大学間の兼任とは違います。
    • 博士授与の件数でも有数の数を出している。
      総数では全国30位ぐらいですが、理学・工学分野に限れば15位ぐらい(旧帝大、東工大、千葉、神戸、広島、早稲田、慶應に次ぐ)。理学だけなら9位(旧帝大、東工大に次ぐ)。(平成25年度博士・修士・専門職学位の学位授与状況(文部科学省)(PDF))
    • 実はノーベル賞受賞者もいる。
      2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏は長く総研大教授をつとめ、名誉教授である。最もマスコミも総研大名誉教授はほとんど報じてくれませんでしたが。
    • 実はやんごとなき方も博士を取られている。
      秋篠宮文仁親王は総研大の論文博士として博士号を受けていらっしゃる。(博士論文)
    • キャンパスは日本全国、いや世界にも。
      研究所の所在地が各専攻のキャンパスなので、キャンパスは全国に広がっている。それどころか、天文科学専攻ならハワイやチリ、極域科学専攻だと南極までキャンパス! (キャンパスマップ)
    だからといって、総研大が認知度が低いことには変わりがないんですけどね。
   
Hideaki Takeda