Big Surは森の中で朝はだいぶ寒い.フリースにロンTでやっと寒さを防げる.昨日見つけたPlasket Creekというポイントに朝から向かう予定が,その寒さとMotelの居心地の良さでだいぶ寝坊する.やっとのこと気合いを入れ8時からポイントに向かう.昨日に引続き深い霧で,道路で運転してるのも自分1台とあって結構寂しい.道中,でかいカモシカが目の前に飛び込んできて事故りそうになるが,9時半にやっとPlasket Creekに到着.このポイントは崖に囲まれた入り江になったポイントで,駐車場から崖をおりビーチで着替えてエントリーできる.昨日と比べると若干ウネリは落ちているが,胸程度のウネリはある.人数もローカルらしき7人だけで結構楽しめたのだが,俺がいた南カリフォルニアとだいぶ水温が違う.ほとんどローカルがラバー生地のウェットにブーツ装備なのに対して,俺だけジャージ生地の素足.ドルフィンする毎に頭がキーンとする冷たさ.北のカリフォルニアは水温が寒い,寒いと聞いてはいたが,少しなめていたようだ.
海から上がってPCHを更に北へ向かう.次の目的地はCarmelというSan Fransiscoから南へ約200kmぐらいの町.山梨県の清里はこの町をモデルに作られただけあって,オシャレなカフェやらブティックが立ち並び,多くの観光客でにぎわっている.この町へ来た目的は昼飯やってんけど,到着して値段的にその目的は達成できないことがわかる.結局,何もせず今日の宿泊予定地のSanta Cruzに向かう.
Santa Cruzは北カリフォルニアのサーフィンの中心街.冬には北ウネリが10〜15フィート前後の波を作り出すことで有名で,多くのビッグウェーバーを生み出している.ただ,南ウネリが中心の夏はたいした波は発生せず,案の定今日も膝腰の波.もう少しあると思ってたから残念や.1番有名なSteamer Laneというポイントで波をボケーと見ていると日本人の中年サーファーに出会う.他にいいポイントがないかと訪ねるが,今日はここがベストらしい.もう少し北に行くといくつかポイントがあるが,鮫が出没することで有名なのでローカル含め誰も入らないらしい.日本に帰るの目前に死にたくなかったので今回はパス.そのサーファーに色々と話を聞くと,Trestlesで俺がお世話になっていた中年サーファー夫妻に昔お世話になっていたらしく,最近の南カリフォルニアの状況やらで話に花が咲く.意外なところで世間はホンマに狭いなぁと思う.
せっかく来たということで,そのSteamer Laneというポイントで今日の2ラウンド目を開始する.このポイントはSanta Cruzという町の先端の崖にウネリが当って波ができるというポイントで,崖から飛び下りてエントリーし,崖から2〜3m隣で波待ちをするというけったいなポイント.上手いローカルのガキは崖にぶつかるギリギリでTake OffしてRidingしていくが,俺は技術も度胸もたらずなかなか波を取れない.2時間のサーフィンでショートライド5本程度とふがいないサーフィンとなってしまった.その日はそのSanta CruzのMotelに滞在する.Santa Cruzはビーチリゾートとして夏はSan Fransiscoから多くの観光客を集めるらしいが,9月ともなると観光客の数もまばらで寂しい.夏が終わった海沿いのリゾート地はどの国でもこんな感じなんやろう.
Posted by fun2wave at September 14, 2003 08:50 AM | トラックバック