演題番号 | 2H1-01 |
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題目 | QとCORMASの結合: 多層マルチエージェントシミュレーションへの挑戦 |
著者 | 鳥居 大祐 (京都大学社会情報学専攻) 石田 亨 (京都大学社会情報学専攻,科学技術振興事業団(CREST) Digital City Project) |
時間 | 6月3日(木) 09:10〜09:30 |
概要 | マルチエージェントシミュレーションでは,拡張状態遷移機械,セルラオートマトンなど, 目的に合わせて異なる計算モデルが用いられている. したがって,人間社会や自然環境を含む総合的なシミュレーションを行うには, 多様な計算モデルを提供するマルチエージェントシミュレータが必要となる. しかし, このようなシステムを新規に<開発するのは容易ではない. そこで本論文では,既に開発され実績のあるシミュレータを接続する,マルチレイヤー・マルチエージェントシミュレーションを提案する.実際に, 社会的インタラクションの記述に適したシナリオ記述言語Qと, 自然環境と人間とのインタラクションの記述に適したマルチエージェントシミュレータCORMASを接続した. 鍵となるアイデアは, 複数のシミュレータ内のエージェント間のマッピングを行うことである. さらに, このマッピングによる情報の流れを制御することによって, 多様なシミュレーションを実現することができる. このマッピングには, レガシーなエージェントのシナリオを記述できるというQの特徴が生かされている. また, 開発したCORMAS/Qの有効性を, よく知られたFire Fighterシミュレーションを通じて確認した. |
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