JSAI2019企画セッション「Future Prototyping Methodology - Well-being を目指す未来価値共創」を開催します!
開催日時:6月5日(水) 17:20〜19:00 @ 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター F 会場
企画:西中美和,武田英明,木下裕介,白肌邦生,増田央
趣旨:
当セッションでは,未来共創を促進する「Future Prototyping Methodology」を提案します.この方法論は,市民ワークショップでの使用を想定し,参加者が未来コンテキスト(状況)をwell-beingの観点からディスカッションで共創するためのものです.参加者が未来コンテキストにおけるwell-being を議論する中で,考えがどのように変遷していくかの過程を明らかにする方法論です.また,well-beingそのものに加え,そのための仕組み(Institution, 制度や規範)も考えます.セッションでは,3月に訪問したCenter for Science and Imagination(CSI) at Arizona State University の取り組み内容を紹介いたします.CSIでは,Science fiction やアート等を活用し,その中から,未来や科学に対する提言や新しい科学の創出を行う端緒を提供する活動を行っております.
今回は,全員が参加可能なパネル・ディスカッションを実施し,討議を行う予定です.参加者の皆様とともに,楽しみながら未来をプロトタイピングしてみたいと思っております.
登壇者:
l 西中美和(総合研究大学院大学):15分
趣旨説明,Future prototypingの紹介,the Center for Science and the Imagination @ ASU訪問の紹介
l 木下裕介(東京大学):20分
未来のデザインとバックキャスティング・アプローチ
l 増田央(京都大学):20分
観光・ホスピタリティ産業におけるWell-being対応の課題と情報技術活用
l 参加型パネル・ディスカッション(全員):40分
「私たちはどのような社会を創ってゆくのか,そこにAIはどのように関わってゆくのか」を主テーマとし,未来への希望を生み出す仕組み(Institutions)とAIという観点からテーマを考える.個人の主観的な幸せと社会的な幸せとの整合のために,個人と社会の軸を未来視点で捉えるための方法論を紹介する.なお,このセッションにおけるWell-being は,広く「幸せ」を意味している.そのため,観光・ホスピタリティ産業における「おもてなし」や,「おいしい」「楽しい」「面白い」「うれしい」なども幸せの範疇としている.
l 最後の挨拶:武田英明(国立情報学研究所):5分
主なキーワード: Future Prototyping, Well-being, Value Creation, Contexts, Story, Institution